院内設備のご案内
ピロリ菌の検査にはいくつかありますが、簡便な検査法の一つに尿素を服用し、呼気を調べる尿素呼気試験があります。呼気の測定に用いられるPOC oneは赤外分光分析装置で、「ピロリ菌」感染の診断に用いられます。
ピロリ菌の検査にはいくつかありますが、簡便な検査法の一つに尿素を服用し、呼気を調べる尿素呼気試験があります。呼気の測定に用いられるPOC oneは赤外分光分析装置で、「ピロリ菌」感染の診断に用いられます。
超音波検査とは超音波(耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を用いて体の内部を観察する検査法です。最近では人間ドック、検診などでも用いられています。
主な対象臓器としては、肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓、膵臓、膀胱、虫垂、子宮、卵巣などの腹部臓器、乳房、甲状腺、耳下腺などの体表臓器です。 腹部臓器と体表臓器では検査に用いる超音波の周波数が異なります。
検査法は、検査する対象臓器がある皮膚面にゼリーを塗り、探触子という超音波を送受診する器具を直接あてるだけです。痛くありません。
消化器がんは早期発見が何よりも重要となります。早期発見することにより、手術ではなく、内視鏡治療(ポリープ切除等)での完治が望めるようになります。
これまで、内視鏡は口から挿入するものが一般的でした。しかし、最近では外径が約5mmの細い内視鏡が登場し“経鼻内視鏡検査”という鼻から挿入する方法で検査が行われることも増えてきています。経鼻内視鏡検査は、内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどにも触れないので、経口の内視鏡検査に比べ、検査時の吐き気・不快感が大幅に軽減できることが期待されます。経口の内視鏡検査に対しては抵抗感・恐怖感をお持ちの方も多いかもしれません。
がんは早期に発見・治療をすれば、治る可能性も高くなります。より負担の少ない経鼻内視鏡の登場によって、内視鏡検査がさらに身近なものになることが期待されています。
通常、内視鏡検査は大気中の空気を胃や大腸に送気して、内腔を拡張させ、粘膜を観察してくる検査です。検査が終了して内視鏡を抜いても送られた空気は中に残り、検査後に腹部の張りや痛みを起こします。そこで開発されたのが炭酸ガス送気装置です。
送気する気体を「空気」ではなく「二酸化炭素」にする装置です。胃や大腸に残された空気はおならやげっぷとして外に出す以外にありません。しかし二酸化炭素を使用すると胃腸の壁から素早く吸収され排出されます。その排出の早さは空気の1000倍以上と言われております。ですから、検査による腹部の張りを1/1000程に和らげることができることになります。